目的
代表より
YtK MediaSystemsは、「マルチメディアレーベル」と「クリエイターコミュニティ」という、二つの側面を持って設立されました。
それぞれについて、下記にてご説明したいと思います。
「クリエイターコミュニティ」
クリエイターと言うのは、本来想像力を持って、より自由な作品を作るものです。
しかし、インターネットやSNSが発展した現代においても、自由に創作するのはそう簡単な話ではありません。
「ネットがあったからこんなものが作れた」「やってできない事はない」などと言いはしても、どんなに努力しても上手く行かなかった人も少なくはありません。
そこで、少しでもクリエイター同士がつながれる機会を増やしたい、新たな作品が生まれる機会を増やしたいという思いから、クリエイター同士が自主的に、そして直接つながれる場所、「クリエイターコミュニティ」を作りました。
ここで、新たなきっかけが生まれ、一つでも多くの新しい作品が生まれれば幸いです。
「マルチメディアレーベル」
みなさんは「ピカソの絵」についてどう考えますか?
実に素晴らしい絵だ、なんだかよく分からない、こんな絵が描けるようになりたい、なんだかよく分からないが嫌いだ。
私は、これらは全て本来の芸術鑑賞の姿であると思いますし、これらの感想のどれをも否定するつもりはありません。
しかし、芸術において唯一懸念すべき感想があると考えます。
それは
「よく分からないが、ピカソなら良い絵なのだろう」
という感想です。
これは逆もまた然りで、
「いい絵かもしれないけど、こんな聞いたこともないアーティストじゃ飾りたくないな」
と思われることも往々にして聞かれることです。
これらは「芸術」が「ブランド」に負けた瞬間であり、芸術が本来の価値を失った瞬間であると私は考えます。
これをなんとか避けるために設立したのが「マルチメディアレーベル」という存在です。
レーベルとは、元々はレコードに貼られるラベルを指す言葉です。そこから派生して、今日ではレコード会社の内部にある部門、楽曲アーティストと契約しプローデュースを行う場所のことを指す言葉になっています。
YtK MediaSystemsは、そういったレーベルの役割をあらゆる分野に拡げ、そこにおける一種のブランドとしての役割を持つことを目指して設立されました。
例えば、大手レーベルからCDを発表するアーティストは、得てして一定の実力者として注目されるものです。
これは言わば、そのレーベル自体が一種のブランド的役割を果たしていると言うことです。
しかし一方で、大手レーベルから発表されたCDは必ずしもヒットするわけではありません。ブランドが与えるのはきっかけのみであり、最後に問われるのはアーティスト本人の実力です。
そういった組織を、他分野の作品でも作ることを目指したのが、YtK MediaSystemsの「マルチメディアレーベル」という考え方です。
大きなブランドに含めることで、個々をブランドではなく「作品」として見てもらえるようにする。それがYtK MediaSystemsの目標です。